体調不良と栄養不足と飢餓状態

先週から体調を崩していまして、今年何度目でしょうか、ちょっと分からないくらいの頻度です。 ここ2、3ヶ月くらいでしょうか、常に気だるく気力がなく、肌や髪はボロボロ、すぐに体調を崩すようになりました。もともと身体が強くないのですが、最近は本当に脆弱すぎて。今回の体調不良は特に酷く、風邪の症状から腸炎まで、腸炎は痛みで何度も意識を失いそうになる程のもので、たまらず病院に行きました。お医者さんに言われたのは「栄養不足」と「飢餓状態」ということ。こんなに太ってて何の栄養が不足するねん、どこが飢餓状態やねんとツッコミたくなりましたが、振り返ってみれば確かに、ダイエットのために食事制限をしていて、それがとにかく食べないというもので、週のうち5日は肉や卵類や野菜を口にしないという生活が半年以上続いていました。特にタンパク質の不足は深刻だったように思います。そりゃ肌も髪もパサパサになるよと。ですが、お医者さんに言われるまで、様々な体の不調が食事制限から来ているなんてつゆほどにも思わなかったのです。いやきちんと考えたことはありませんでしたが、太っていることが不健康で、体重は順調に落ちていっているから、痩せていっているから健康に近付いているんだと思い込んでいました。家族からも健康のために痩せろ痩せろと毎日のように言われていましたから、痩せていってる今が正解というか、そんな風に思っていました。だから疲れやすかったり気力がなかったり、肌や髪が劣化したり、風邪をひきやすくなったり...そういうものは全て「老化」からきているのだと思っていました。いよいよアラサーだし、なるほどこれが曲がり角なのかと。わあ老化えげつねえなと。でも本当はそうではなくて、栄養不足によって身体の内側では免疫などが機能しなくなっていたし、いよいよ外側も人の形を保てなくなって肌や髪にその影響が発現したと、そういうことだったのです。

私がダイエットを始めたのは、父の影響が大きかったと思います。毎日毎日、事あるごとに痩せろと言われご飯を食べれば軽蔑の眼差しを向けられて。毎日小言を言われるのもストレスだったし、「私は醜いんだ」という意識も立派に形成されていきました。彼と付き合うようになって容姿に関する自己嫌悪は薄れていたはずなのですが、見事に再燃した形です。

でもね、最悪の体調の中、腸炎の痛みで意識が遠のく中で思ったんです。本当に大切にしなきゃいけないもの、大切にしたいものは何なんだろうって。こんなボロボロになってまで私がなりたい姿ってどんなものだろう、それって誰のためにやってるんだろうって。父が小言を言うのは悪意からではなくて善意からなんでしょう。太ってるのは醜いぞ恥ずかしいぞ健康に悪いぞって。確かに正しいと思います。でもそれで私がこんなに追い詰められてることに、ボロボロになってることに、多分父は気付いてません。そんな人の言う通りにする必要って、頑張る必要ってあるんでしょうか。彼は痩せてほしいなんて一言も言ってないし、むしろ痩せようが太ろうがそのままだろうが好きだよって言ってくれているのに。ありのままを受け入れて好きでいてくれているのに。ちゃんと私のことを見てくれているのに。それなのに体調を崩して心配かけて、デートをキャンセルして迷惑かけて。こんなの間違ってるって思いました。痩せるのは置いておいて、健康になること。それが最優先事項だと。

まずは食事の見直し。飢餓状態から回復させること。とにかく不足しているタンパク質を補わねば。毎日食べている納豆はそのままに(これまでの食事で摂取しているタンパク源は納豆だけでした。自分でもちょっと引いた)、卵と肉を導入します。卵は毎朝飲むお味噌汁に溶いて入れます。舞茸と溶き卵のお味噌汁、最高においしい！肉はサバ缶。気の利いた食事は現状望めないので、手軽で続けられるもの...と調べたところヒットしたのがサバ缶でした。安くて手軽で美味しくて栄養満点！こんなに素晴らしいものがあったなんてという感じです。卵と鯖をプラスした生活を4日ほど続けましたが、血色が良くなったし、元気が出てきた、気分が上向いていることが明確に実感できました。今までは飢餓状態で省エネモードに入っていたんですね...そりゃやる気も起きないわけだ。それから野菜不足。野菜を毎日食べるってハードル高いなあと思います。野菜高いんだもん。青汁でも飲んでみようかなあ。朝飲んでいるトマトジュースと並行して。あとチョコレートなどのお菓子も必要以上に制限しないことにします。我慢するってやっぱりストレスですよね。ストレスは仕事でたくさん抱えてるのでもう充分です。甘いものを食べると癒されるし、心の栄養ということで笑 もちろん食べ過ぎは厳禁ですが！

それから運動。これは本当に気が重い...運動大嫌いなんですよ。とりあえず会社帰りに一駅分歩くことから始めようかなと思います。歩くのは腰にも良いって聞きましたし(そういえば腰を痛めたのも栄養不足で筋肉が落ちたからなんじゃないかと思います)。なるべく階段を使うのと寝る前のストレッチはそのまま継続。

という感じでやってみようと思います。長いこと飢餓状態を強いてきましたから、筋肉や免疫や肌や髪の調子が戻るには、相当な時間がかかると思います。もしかしたら失ったまま元に戻らないものもあるかもしれない。それがとても怖い。でもやらないことには始まりませんから。気付くのが本当に遅すぎたけど、それでも今気づけて良かったと思って頑張ります。